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プロパンガスの適正価格とは都道府県別の判断ライン

先に正確なことを書きます。LPガスの「適正価格」に、法律で定められた基準はありません。 自由料金制であり、いくらに設定するかは販売店の裁量だからです。 したがって判断できるのは「お住まいの地域の平均と比べて高いかどうか」だけです。 このページでは、その比較対象になる数字を47都道府県すべて掲載します。

判断のしかた

  1. 検針票から10㎥あたりの単価を出す(請求額 ÷ 使用量 × 10)
  2. 下の表でお住まいの都道府県の平均と比べる
  3. 1.1倍を超えていれば「やや高い」、1.3倍を超えていれば「大きく高い」と判断できます

なぜ「適正価格◯◯円」と言い切れないのか

LPガスの料金は、都市ガスと違って届出制度がありません。販売店が自由に設定できます。 さらに配送距離、地形、地域の競争状況、設備の状況によってコスト構造が変わるため、 全国一律の「正しい価格」を定義することが原理的にできません。

実際、当サイトが保有する政府統計でも、都道府県平均の最高と最低には 月2,928円(10㎥使用時)の開きがあります。 最も高い北海道が11,174円、最も安い東京都が8,246円です。

「適正価格は基本料金◯◯円+従量単価◯◯円」といった数字を見かけることがありますが、 当サイトでは出典を検証できない基準値は掲載しません。 掲載しているのは、資源エネルギー庁の公的統計から確認できる値と、 そこから手順を示して導いた値だけです(編集方針)。 基本料金と従量単価については、政府が公表している使用量別の平均価格から 逆算する方法を安くする方法で示しています。

判断ライン:都道府県別の目安

下の表は、各都道府県の平均(10㎥使用時)と、 それを基準にした「やや高い」「大きく高い」の判断ラインです。 ご自身の単価がどこに位置するかを確認してください。

都道府県 平均 やや高い
1.1倍〜
大きく高い
1.3倍〜
北海道 11,174 円 12,291 円〜 14,526 円〜
青森県 10,764 円 11,840 円〜 13,993 円〜
岩手県 10,441 円 11,485 円〜 13,573 円〜
宮城県 9,178 円 10,096 円〜 11,931 円〜
秋田県 10,078 円 11,086 円〜 13,101 円〜
山形県 10,201 円 11,221 円〜 13,261 円〜
福島県 9,497 円 10,447 円〜 12,346 円〜
茨城県 8,463 円 9,309 円〜 11,002 円〜
栃木県 8,408 円 9,249 円〜 10,930 円〜
群馬県 8,342 円 9,176 円〜 10,845 円〜
埼玉県 8,260 円 9,086 円〜 10,738 円〜
千葉県 8,354 円 9,189 円〜 10,860 円〜
東京都 8,246 円 9,071 円〜 10,720 円〜
神奈川県 8,575 円 9,433 円〜 11,148 円〜
新潟県 9,417 円 10,359 円〜 12,242 円〜
富山県 9,976 円 10,974 円〜 12,969 円〜
石川県 9,597 円 10,557 円〜 12,476 円〜
福井県 9,395 円 10,335 円〜 12,214 円〜
山梨県 8,426 円 9,269 円〜 10,954 円〜
長野県 9,104 円 10,014 円〜 11,835 円〜
岐阜県 8,970 円 9,867 円〜 11,661 円〜
静岡県 8,825 円 9,708 円〜 11,473 円〜
愛知県 8,790 円 9,669 円〜 11,427 円〜
三重県 8,728 円 9,601 円〜 11,346 円〜
滋賀県 8,908 円 9,799 円〜 11,580 円〜
京都府 8,903 円 9,793 円〜 11,574 円〜
大阪府 8,376 円 9,214 円〜 10,889 円〜
兵庫県 9,237 円 10,161 円〜 12,008 円〜
奈良県 8,347 円 9,182 円〜 10,851 円〜
和歌山県 8,549 円 9,404 円〜 11,114 円〜
鳥取県 9,844 円 10,828 円〜 12,797 円〜
島根県 10,299 円 11,329 円〜 13,389 円〜
岡山県 9,335 円 10,269 円〜 12,136 円〜
広島県 9,186 円 10,105 円〜 11,942 円〜
山口県 9,785 円 10,764 円〜 12,721 円〜
徳島県 8,850 円 9,735 円〜 11,505 円〜
香川県 9,208 円 10,129 円〜 11,970 円〜
愛媛県 8,945 円 9,840 円〜 11,629 円〜
高知県 8,601 円 9,461 円〜 11,181 円〜
福岡県 8,836 円 9,720 円〜 11,487 円〜
佐賀県 9,394 円 10,333 円〜 12,212 円〜
長崎県 9,118 円 10,030 円〜 11,853 円〜
熊本県 8,731 円 9,604 円〜 11,350 円〜
大分県 8,789 円 9,668 円〜 11,426 円〜
宮崎県 9,072 円 9,979 円〜 11,794 円〜
鹿児島県 9,053 円 9,958 円〜 11,769 円〜
沖縄県 9,257 円 10,183 円〜 12,034 円〜
(参考)全国平均 9,115 円 10,027 円〜 11,850 円〜

出典:資源エネルギー庁「LPガス価格調査」を加工して作成(10㎥使用時・2024年10月調査・消費税込み)。 1.1倍・1.3倍の区切りは当サイトが判断の目安として設定したもので、公的な基準ではありません。

診断ツールは、この表より細かい基準を使うことがあります。 お住まいの市区町村について利用者からの検針票データが一定数集まっている場合、 都道府県平均ではなくその市区町村の実データ平均を基準に判定します。 同じ県内でも配送条件は一様ではないため、より近い地域と比べたほうが実態に合うからです。 判定の倍率(1.1倍・1.3倍)は同じですが、比較の相手が変わるため、 この表と診断結果が食い違うことがあります。 どの基準を使い、何件のデータに基づいたかは、診断結果に必ず表示します。

検針票の2つの数字を入れれば、この判定を自動で行います

ガス代を診断する

入力は30秒ほど・氏名や連絡先は不要です

10㎥あたりの単価を出す方法

換算式

請求額(円) ÷ 使用量(㎥) × 10 = 10㎥あたりの円

なぜこの単位に揃えるかというと、使用量が違う世帯どうしを請求額のまま比べても 意味がないからです。公的な価格調査もこの単位で公表されています。 詳しい手順は検針票の見方で解説しています。

高いと分かったあと、何ができるか

ここで重要な分かれ道があります。お住まいが戸建てか集合住宅かで、 取れる選択肢がまったく違います。

住居形態できること
戸建住宅 契約先の販売店を変更できます。まず契約中の販売店に料金の内訳を確認し、 あわせて他社の見積もりを取って比較するのが確実です (乗り換えの手順)
集合住宅 入居者の判断では変更できないのが一般的です。 契約が建物単位で結ばれているためです。管理会社またはオーナーへの相談が窓口になります

なお2024年7月の省令改正により、消費者による販売店の変更を制限するような条件を 契約に付けることが禁止されました。 月々の料金に照らして高額な違約金は、その一例としてガイドラインに挙げられています (違約金が一律に禁止されたわけではありません)。 また2025年4月からは、賃貸においてガスと関係のない設備費用の計上も禁止されています。 詳しくは乗り換えの手順で条文にあたって説明しています。

上の表と自分の単価を突き合わせる作業は、診断ツールが自動で行います

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PR 持ち家の戸建てで、プロパンガスをお使いの方へ

プロパンガスの料金は、複数の販売店の見積もりで比べられます

LPガスは販売店ごとの自由料金制です。持ち家の戸建てなら契約先を自分で選べるので、今の請求額と他社の見積もりを並べて比べられます(賃貸は貸主の同意が要り、集合住宅は建物ごとの契約のため切り替えられません)。

申し込むと販売店から電話で連絡があり、見積もりはその後に提示されます。 その場で契約する必要はなく、断ることもできます。成果報酬型広告を含みます。掲載順は五十音順です(編集方針)。

集合住宅(アパート・マンション)の方は申し込めません。 ガスの契約が建物単位のためです。管理会社への伝え方は賃貸でガス代が高いときにまとめています。

PR 電気の契約先

電気の契約先は、住まいの形に関係なく見直せます

ガスと違い、電気は戸建て・集合住宅を問わず世帯ごとに切り替えられます(高圧一括受電の建物を除く)。

どの会社が合うか分からないとき:まとめて比べる

契約先の候補が決まっているとき:各社の公式サイト

成果報酬型広告を含みます。申し込み・比較は無料です。

下がるかは使用量と今の契約しだいです(内訳の見方)。 高圧一括受電の建物は不可。idemitsuでんきは沖縄電力エリアが対象外です。 沖縄電力エリア・北陸電力エリアは対象外です。 掲載順は五十音順(編集方針)。

よくある質問

プロパンガスの適正価格はいくらですか

法律で定められた基準はありません。LPガスは自由料金制で、配送距離や地域の競争状況によってコスト構造が変わるため、全国一律の「正しい価格」を定義することが原理的にできません。判断できるのは地域の平均と比べて高いかどうかで、全国平均は10㎥使用時で9,115円です。ただし都道府県によって差が大きいため、お住まいの地域の平均と比べてください。

何倍以上なら高いと判断すべきですか

当サイトでは、地域平均の1.1倍以上を「やや高い」、1.3倍以上を「大きく高い」の目安としています。これは公的な基準ではなく、判断の出発点として当サイトが設定したものです。1.3倍を超えている場合、年間では数万円規模の差になることが多く、契約内容を確認する価値があります。

基本料金と従量単価はいくらが目安ですか

出典が確認できない「適正値」は掲載していませんが、政府統計から逆算した値であれば示せます。資源エネルギー庁は5・10・20・50㎥それぞれの平均価格を公表しており、使用量が増えたときの料金の増分から従量単価が、そこから基本料金が求まります。全国平均では基本料金が約2,071円、従量単価が619〜704円/㎥でした。導出の手順は安くする方法に記載しています。これは公表値ではなく当サイトが導いた値のため、目安としてご利用ください。

地域の平均より高いと、不当な料金ということですか

そうとは限りません。離島や山間部では配送コストが高くなり、設備の状況によっても適正な範囲で差が生じます。平均より高いことは「確認する価値がある」という材料であって、ただちに不当を意味するものではありません。まず契約中の販売店に内訳を確認するところから始めるのが現実的です。

この表の数字はいつ時点のものですか

2024年10月に実施された調査の結果です。出典は資源エネルギー庁「LPガス価格調査」で、当サイトが表の形に加工しています。その後の料金改定は反映されていないため、判断の出発点としてご利用ください。

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