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灯油はいつ下がる? 補助金はいつまで?2026年冬の灯油価格と国の支援

灯油(配達・18L)全国平均

2,749円

2026年10月13日調査(資源エネルギー庁)

前年同月(2025年10月)平均比 +347円

直近36か月の月平均 2023/11 → 2026/10
前週比
+12円
国の補助(灯油・1Lあたり)
42.8円
補助の終了日
未定
次の公表
毎週水曜14時

先に結論

  1. いつ下がるかは、誰にも断定できません。灯油の値段は原油価格・為替・国の補助で決まり、どれも先が読めないためです。
  2. 国の補助は「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」が2026年3月19日から続いていて、終了日は決まっていません。灯油にもガソリンと同じ額(2026年10月22日以降は1Lあたり42.8円)が出ています。
  3. 季節で下がるのを待つ意味は薄いです。35年分の月平均を年の平均と比べると、月ごとの差は±1.4%以内(18Lで約39円)でした。
  4. 今できるのは、配達と店頭の差(全国平均で186円)を確かめることと、住んでいる市町村の灯油の助成(福祉灯油)を調べることです。

いまの灯油価格

2026年10月13日調査の灯油(配達・18L)の全国平均は2,749円で、前週から+12円です。 2026年は、2月の月平均2,375円から3月に2,669円へ、1か月で293円上がりました。同じ時期に、国は中東情勢を理由に、灯油を含む燃料の補助を拡大しています。

47都道府県の最新価格と1990年からの推移は毎週更新しています。

国の補助金はいつまで?

いまの制度中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置(2026年3月19日から)
対象ガソリン・軽油・重油・灯油・航空機燃料
仕組みガソリンの全国平均が1Lあたり170円程度を超えそうなとき、超えた分を補助する。灯油・軽油・重油にはガソリンと同じ額が出る。補助は元売・輸入事業者に支払われ、消費者の申請は要らない
2026年10月15日〜10月21日灯油1Lあたり 43円
2026年10月22日以降灯油1Lあたり 42.8円
それ以前2025年5月22日〜2026年3月18日は、灯油は1Lあたり5円の定額でした(燃料油価格定額引下げ措置)
終了日公式サイトに終了日の記載はありません(2026/10/21確認)

資源エネルギー庁の推計では、10月19日時点の灯油の全国平均は1Lあたり142.9円で、補助がなければ185.9円だったとされています。 ただし補助は元売・輸入事業者に支払われるため、補助の額がそのまま店頭の値下がりになるとは限りません。

新しい動き:10月16日、経済産業大臣が、灯油の輸入価格と国内の卸価格の差を補う「輸入灯油調整単価」の導入、灯油の直販の仕組みの新設、元売・卸への前年同月と同じ量での販売・注文の要請を表明しました(期間・金額の公式発表は未確認)。

支給額は毎週水曜に改定され、木曜から適用されます。最新は補助事業の公式サイトで確認できます。

灯油の値段を決めるもの

  • 原油価格:日本向けの原油は、中東産(ドバイ・オマーン)の月平均の価格をもとに決まります(石油連盟)。
  • 為替:原油はほぼすべて輸入で、ドル建てです。円安になると円での値段が上がります(石油連盟)。
  • 精製:原油からはガソリン・灯油・軽油などが一定の割合で同時にできるため、灯油だけを増やすことはできません(石油連盟)。2026年10月、経済産業大臣は国際的な精製能力の低下で輸入灯油の価格が高止まりしていると述べています。
  • 税:2025年12月31日にガソリン、2026年4月1日に軽油の暫定税率が廃止されましたが、灯油はもともとこの税の対象ではないため、灯油の値段には直接関係しません(石油連盟・政府広報)。

季節で下がる? 35年分の月平均で確かめた

「灯油は冬に高く、春に安い」とよく言われます。35年分(12か月そろった年)の月平均を、その年の平均と比べました。 月ごとの差は±1.4%以内で、18Lにすると約39円です。年ごとの値動き(原油・為替)のほうがはるかに大きく、季節を待って買う意味はほとんどありません。

横軸は月(1〜12月)、数字は%(その年の12か月平均からのずれの、35年分の平均)。資源エネルギー庁「石油製品価格調査」灯油(配達)の週次データを月平均にして当サイトが計算。詳しい検証は灯油価格のページにあります。

値下がりを自分で見張る

  • 毎週水曜14時:資源エネルギー庁が、その週の月曜に全国約2,000か所のスタンドで調べた価格を公表します(祝日がある週はずれます)。このサイトも公表後に更新します。
  • 毎週水曜:補助の支給額が改定され、木曜から適用されます。
  • ホームセンター・生協の灯油は別の月次調査で、毎月15日に調べ、月末に公表されます(石油情報センター)。

いまできること

配達と店頭の差を確かめる

2026年10月13日調査で、配達は店頭より全国平均で186円高くなっています。差がいちばん大きいのは東京都(438円)、小さいのは北海道(48円)です。 自分で運べるなら、店頭で買うと差の分だけ安くなります。

配達と店頭の差が大きい県配達店頭差
東京都3,0552,617438
兵庫県2,8162,533283
新潟県2,9022,629273
長野県2,7852,519266
埼玉県2,7412,499242
神奈川県2,7762,547229
山形県2,7332,505228
愛知県2,7472,521226

単位は円(18L)。店頭で買うには灯油用の容器と、ストーブへ移すポンプが要ります。

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店頭で買うときにそろえる道具

灯油用と表示された容器と、ストーブへ移すポンプがあれば、店頭で買って運べます。

ガソリンを灯油用の容器に入れることはできません。製造から5年たった容器は取り替えの目安です(製品評価技術基盤機構)。価格・在庫は販売店のページで確認してください。

市町村の灯油の助成(福祉灯油)を調べる

灯油代の一部を助成する「福祉灯油」は、市町村ごとの独自の制度で、全国一律の制度ではありません。対象の世帯や金額も市町村で違います。例:

  • 北海道千歳市「あったか灯油事業」:市民税非課税で、高齢者・障がい者・ひとり親のいずれかの世帯に1世帯1万円(令和8年度、10月1日から受付)
  • 北海道苫小牧市「ぬくもり灯油事業」:1世帯1万円(令和8年度、受付は令和8年10月1日〜令和9年2月26日)

住んでいる市町村のサイトで「福祉灯油」と検索するか、役所の福祉の窓口で確かめてください。

買いすぎない・保管に気をつける

灯油は持ち越すと変質し、ストーブの火が消えなくなるおそれがあります。灯油用の容器に入れ、暗い所に置き、そのシーズン中に使い切るのが基本です(製品評価技術基盤機構)。 国は2026年10月、販売業者に前年の同じ月と同じ量での販売・注文を要請しています。 去年の灯油は使える?

灯油代そのものを減らす

値段を待つより、使い方を見直すほうが確実です。給湯と暖房を、灯油以外と比べた金額を出しています。

全国平均の灯油価格で計算すると

電気1kWh 31円・エコキュートと寒い日のエアコンには不利な側の値で計算。前提はそれぞれの記事に書いています。

よくある質問

灯油はいつ下がりますか

断定はできません。灯油の値段は原油価格・為替・国の補助で決まり、どれも先が読めないためです。季節による差も小さく、35年分の月平均で±1.4%以内でした。毎週水曜14時の資源エネルギー庁の公表で動きを確かめてください。

灯油の補助金はいつまでですか

2026/10/21時点で、終了日は決まっていません。いまの「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」は2026年3月19日から続いていて、灯油にもガソリンと同じ額が出ています(2026年10月22日以降は1Lあたり42.8円)。

灯油の補助金は申請が必要ですか

国の補助は申請不要です。補助は元売・輸入事業者に支払われます。市町村の福祉灯油は、対象の世帯が市町村に申請する制度で、市町村ごとに内容が違います。

ガソリンの暫定税率の廃止で灯油は安くなりますか

直接は関係しません。廃止されたのはガソリン(揮発油税)と軽油(軽油引取税)の暫定税率で、灯油はもともとこれらの税の対象ではありません(石油連盟)。

次に読む

出典

  • 燃料油価格支援の補助事業 公式サイト(支給単価・対象油種・制度の推移、2026/10/21確認)
  • 経済産業省 大臣会見(2026年9月17日・10月16日)
  • 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(灯油 配達・店頭、2026年10月13日調査)を加工して作成
  • 石油連盟「よくあるご質問」(原油価格の決まり方・為替・連産品・石油に係る税金)、政府広報オンライン「ガソリンの暫定税率廃止」
  • 石油情報センター「Q&A」「石油製品価格調査について」(調査の方法・公表日)
  • 製品評価技術基盤機構(NITE)「灯油の保管・変質灯油の注意」
  • 千歳市「あったか灯油事業」、苫小牧市「ぬくもり灯油事業」(令和8年度)

価格の見通しは載せていません。値動きの判断は、最新の公表値を確かめてから行ってください。