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オール電化の冬の電気代はいくら?北海道・東北など寒冷地の目安と上がる理由

オール電化世帯の1月の電気使用量(全国平均)

919kWh

環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度(2024年1月)

2023年4月〜2024年3月の月別使用量 2023/04 → 2024/03
6月の使用量
389kWh
1月は6月の
約2.4倍
年間の電気代(平均)
18万円
戸建ての1月
989kWh

オール電化(電気だけを使う家)の電気代は、全国平均で年18万円。冬は暖房と給湯で電気を多く使い、1月の使用量は6月の約2.4倍になります。 ただし北海道・東北などの地域ごとのオール電化世帯の平均は、国の統計では公表されていません。ここでは、確かな数字を組み合わせて冬の目安を示します。

先に結論

  1. オール電化世帯の1月の電気使用量は全国平均919kWh(戸建ては989kWh)。東北電力のオール電化向けプランの公式試算では、月800kWhで27,072円です(11月以降の単価)。
  2. 冬の電気代の上がり方は地域で違い、東北の1〜3月の電気代は年間の月平均の1.40倍でした(家計調査・全世帯)。
  3. 暖房が蓄熱暖房器の家は年27.6万円と、エアコンが主の家(年12.1万円)の約2.3倍でした。
  4. 2026年11月から北海道電力・東北電力・東京電力などが料金を見直し、国の電気料金の支援は9月使用分で終わっています。この冬の支援は未定です。

月別:1月は6月の約2.4倍

単位はkWh(1世帯・1か月)。横軸は月(2023年4月〜2024年3月)。環境省の調査の「電気のみを使用」世帯(集計1,318世帯)。この期間は国の電気料金の支援があり、金額は今より低く出ています。

地域ごとの冬の上がり方

家計調査(二人以上の世帯)で、1〜3月の電気代を年間の月平均と比べました。ガスや灯油を使う家も含む全世帯の平均で、オール電化だけの数字ではありませんが、東北(1.40倍)や北陸(1.33倍)では冬に電気代が大きく上がっています。

地方1〜3月の平均年間の月平均との比
北海道16,727円1.23倍
東北22,881円1.40倍
北陸23,215円1.33倍
関東14,607円1.15倍
東海15,530円1.18倍
近畿14,654円1.19倍
中国19,667円1.33倍
四国17,828円1.26倍
九州14,293円1.22倍
沖縄11,518円0.92倍
全国16,005円1.21倍

総務省「家計調査」2025年(支払った月の金額。検針の関係で前月の使用分が多く含まれます)。北海道は暖房に灯油を使う家が多く、電気代の上がり方は東北・北陸より小さく出ています。

オール電化向けプランの単価(2026年11月から)

大手電力のオール電化向け(時間帯別)プランは、夜の単価が安く、昼の単価が高い仕組みです。2026年11月1日から託送料金の見直しで単価が変わります。

  • 北海道電力「eタイム3プラス」2024年4月1日で新規受付終了

    基本料金 3,960.60円(6kVAまで)/午後51.10円・朝晩43.69円・夜間26.82円
    12〜3月分は電力量料金の10%割引(暖房融雪割引・上限あり・ヒートポンプ給湯機は対象外)

  • 北海道電力「エネとくスマートプラン」受付中

    基本料金 1kWあたり676.60円/日中38.30円・夜間と日祝29.52円

  • 東北電力「よりそう+スマートタイム」受付中

    基本料金 4,767.10円(10kVA以下)/平日昼間38.35円・夜間と休日31.18円

  • 東京電力EP「スマートライフS/L」新規受付の扱いは要確認

    基本料金 10Aまたは1kVAあたり392.06円/6時〜翌1時35.81円・1〜6時27.91円

2026年11月1日以降の単価(税込)。燃料費調整額と再エネ賦課金は別。北陸電力(くつろぎナイト12:昼間39.87円・夜間26.98円など)は11月の改定の告知を確認できていない。東北電力の公式試算:10kVA・月800kWh。燃料費調整は2026年10月分(国の支援を含む)、再エネ賦課金4.18円で計算した公式の試算で、見直し前25,555円 → 見直し後27,072円。

冬に電気代が上がる理由

  • 給湯:冬はお湯をたくさん使ううえ、外気が冷たいとエコキュートが空気から取れる熱が減り、お湯を沸かす電気が増えます(パナソニック)。給湯だけの月平均の試算は、北海道約4,800円・東北約3,900円・北陸約3,400円・東京約3,000円です。
  • エアコン暖房:外気温が0℃を下回ると室外機に霜が付き、霜が付いたままでは部屋が温まらず、消費電力も増えます(中小機構)。
  • 蓄熱暖房器:ヒーターで熱をためる暖房で、使った電気がそのまま熱になります。主暖房が蓄熱暖房器の家の1月の使用量は1,817kWhで、エアコンが主の家(500kWh)の約3.6倍でした(環境省・全国)。

冬の電気代を抑える

  • 蓄熱暖房器を寒冷地向けエアコンに替える:北海道電力は、ヒーター式の暖房から寒冷地エアコンへの取り替えを勧めています。エアコンは電気1で2以上の熱を作れるためです。
  • エアコンの設定温度を1℃下げる:21℃から20℃にすると年53.08kWh、約1,645円の節約(資源エネルギー庁、電気1kWh 31円で計算)。
  • フィルターを月1〜2回掃除する:年31.95kWh、約990円(資源エネルギー庁)。
  • 沸き上げを安い時間帯に:時間帯別のプランでは夜の単価が安いので、エコキュートの沸き上げ設定が夜になっているか確かめます。
  • エコキュートの交換を考えるとき:カタログの「年間給湯保温効率」(寒冷地は「寒冷地年間給湯保温効率」)と見積もりの金額を、機種ごとに並べて比べます。

暖房をエアコン・灯油・ガスで比べた費用は、燃料別の暖房費の比較で計算しています。

太陽光発電・蓄電池で、買う電気を減らす

持ち家の戸建てなら、太陽光発電で昼に作った電気を使ったり、蓄電池にためて夜に使ったりして、電力会社から買う電気を減らす方法もあります。 ただし費用・発電量・使える補助金は家ごとに違い、冬は日照が短く雪の影響も受けます。導入するかは、見積もりや相談で自分の家の数字を確かめてから決めてください。

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太陽光発電・蓄電池を相談する

補助金の情報とあわせて、自分の家に合うかを無料で相談できます。

持ち家の戸建てが対象です(賃貸・集合住宅は対象外になる場合があります)。補助金は国や自治体の予算・条件しだいで、受けられるとは限りません。

電気の契約を見直すときの注意

新規受付が終わったプラン(例:北海道電力「eタイム3プラス」)から別の会社やプランに切り替えると、元のプランには戻れません。 オール電化向けのプランは夜の単価が安く設定されているので、切り替え先の昼と夜の単価・基本料金・燃料費の調整の仕組みを、今の請求書と並べて比べてから決めてください。

PR 電気の契約先

電気の契約先を比べる

オール電化の家は、夜に使う電気の割合が大きいほど、時間帯別の単価がある今のプランが有利なことがあります。単価の仕組みを確かめてから比べてください。

どの会社が合うか分からないとき:まとめて比べる

契約先の候補が決まっているとき:各社の公式サイト

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下がるかは使用量と今の契約しだいです(内訳の見方)。 高圧一括受電の建物は不可。idemitsuでんきは沖縄電力エリアが対象外です。 沖縄電力エリア・北陸電力エリアは対象外です。 掲載順は五十音順(編集方針)。

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よくある質問

オール電化の冬の電気代はいくらですか

地域ごとの公的な平均はありません。全国のオール電化世帯の1月の使用量は919kWh(戸建て989kWh)で、東北電力のオール電化向けプランの公式試算では月800kWhで27,072円です(2026年11月以降の単価、燃料費調整は10月分)。

北海道のオール電化の電気代の平均はいくらですか

北海道だけのオール電化世帯の平均は、国の統計で公表されていません。全国のオール電化世帯の平均は年18万円(2023年度、環境省)で、寒い地域は暖房と給湯の電気が増えるため、これより高くなりやすいと考えられます。

なぜ冬はオール電化の電気代が高くなるのですか

暖房と給湯の電気が増えるためです。外気が冷たいとエコキュートやエアコンの効率が下がり、同じお湯・暖かさを作るのに多くの電気が要ります。蓄熱暖房器の家は特に多く、年27.6万円でした(環境省・全国)。

この冬、電気代の国の支援はありますか

2026年10月21日時点で未定です。国の電気・ガス料金の支援は2026年7〜9月使用分で終わり、2027年1〜3月の支援は「政府が検討に入った」と報道された段階です。

出典

  • 環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)」第6-1-1表・第6-5-1表・第6-5-3表(対象期間 2023年4月〜2024年3月、e-Stat 2025年6月25日公開)
  • 総務省統計局「家計調査(家計収支編)」二人以上の世帯 第1-1表(2025年各月)
  • 北海道電力「eタイム3プラス」「エネとくスマートプラン」、東北電力「よりそう+スマートタイム」単価表・モデル料金、東京電力エナジーパートナー「スマートライフS/L」(いずれも2026年11月1日以降の単価、2026年10月21日確認)
  • パナソニック「エコキュートの給湯にかかるランニングコスト」(2026年3月調べ、基本料金・燃料費調整を含まない)
  • 中小企業基盤整備機構 J-Net21(エアコンの霜取り)、北海道電力「エコ替え」、資源エネルギー庁「省エネポータル」(暖房の省エネ)
  • 経済産業省「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(2026年度 4.18円/kWh)、電気・ガス料金支援の公式サイト